四吟歌仙月の友の巻


発句:2011.09.12→挙句09.19

連衆/森田大夢(宗匠)、小林欅平、田中夕魚斎、狂

初折の表六句
1 発句   秋の月  水打つて早くから待つ月の友        大夢

2 脇    秋     迦具夜も使者も十六夜越しで       狂

3 第三   秋    迎え酒かんばせ輝く田の色に        夕魚

4      雑     計測結果の一喜一憂           欅平

5 月の定座 秋の月  水着買う時にはお腹すぼませて       大夢

6 折端   秋     蝉はいいわよヌードでいても       狂

裏十二句
7 折立   秋    隠すほど見えぬほど良き色の道       夕魚

8      恋     小町の好きなレアのステーキ       欅平

9      恋    白神を思い出さずばこの胸も        狂

10      雑     熱帯と化す秋津島根よ          大夢

11      雑    竹蜻蛉作りつ夢の捨てきれず        欅平

12      雑     明日は草鞋が国を越える日        夕魚

13 月の定座 冬の月  言の葉も身分も問わぬ冬の月        狂

14      冬     湯屋の帰りのおでんの屋台        大夢

15      雑    マーラーとブルックナーを競い合い     欅平

16      雑     白熱議論シンフォニーとなる       夕魚

17 花の定座 花    花の下に一揆うながす傘連判        夕魚

18 折端   春     色紙を囲む卒業記念           欅平

名残の表十二句
19 折立   春    朧夜にタイムカプセル掘り出して      大夢

20      雑     光る山から銀の鉱脈           狂

21      雑    山師ともやくざとも言われ今日を生く    夕魚

22      雑     「あれ」と「それ」とで分かる連れ合い  欅平

23      冬    魚籠に手を突っ込むだけで当てる魚種    大夢

24      冬     友も囮に白夜の捜査           狂

25      雑    贅沢はサウナの後のオーロラ観(み)    狂

26      恋     色に出にけり忍ぶれど          大夢

27      恋    わが恋は溜池の底沈めきぬ         夕魚

28      雑     高速道路も老いしこの頃         欅平

29 月の定座 秋の月  不老不死狂うにまかせ月見酒        狂

30 折端   秋     どんぐりまなこのみどり児を抱く     大夢

名残の裏六句
31 折立   秋    紅葉手に初釘打ったる錦帯橋        夕魚

32      雑     アーチの匠今に伝える          欅平
 
33      雑    平城の遷都を祝う古都の街         欅平

34      雑     白村偲ぶ防人の歌            狂

35 花の定座 花    彼の地にも届けと見入る花吹雪       大夢

36 挙句   春     散りたるのちに春雷を待つ        夕魚
 


各々のMailから抜粋した文章で
▼少しだけ編集してあります▼

楽屋裏話【前半】初折の表六句・裏十二句